国内で英会話スクールに通う人口は推定で100万人を超えている。ビジネスマンのスペシャリスト志向や、失業率の上昇による就職難により、手近なスキルとして「英語力」を身につけようとする人達が増加していることに伴い、英会話教育市場は、ここ10年間で急成長を遂げた。
その中でも、2007年に経営破綻した業界大手の英会話スクール「NOVA」、「ECC」、「ジオス」、「イーオン」、「ベルリッツ」や地方からシステム化した「グローバル・コミュ二ケーション」や「e-Atlasマンツーマン英会話」などのオンライン英会話スクールは全体で10万人を超える生徒数を獲得している。
■生徒数内訳
一般 : 約20万人
児童・幼児 : 約3千人
法人 : 1000社以上
平成19年9月時点の数値

今でも右肩上がりの英会話市場ではあるが、実際の利用者の反応を調べてみると、必ずしも現在の英会話スクールに満足しているわけではない。

不満としている最大の理由は「料金(受講料)の高さ」である。英会話スクールに通って、真剣に英語をマスターしようとすれば、受講料の予算は年間30〜50万程度はみておかなくてはならない。

加えて、この英会話業界が横並びで採用している「チケット制(ポイント制)」による受講料の前払い制度により、途中で通学を断念しても、未消化分のチケット料(受講料)は返金されなシステムになっている。

また大手のオンラインスクールはまだチケット制(ポイント制)を採用しているのがほとんどである。

中堅のオンラインスクールの中には、月謝制や毎回制(インターネットバンキングやクレジットカードでの支払いが可能)などもあり工夫されているところもある。

英会話スクールの実質的な受講料が高い水準にあるのは「教室の立地」「外人講師の人件費」「宣伝広告費(テレビCM)」に多額の経費がかかっていることに起因している。

特にテレビCMによる生徒勧誘は、同業界の定番戦略となっているが、このCM放映頻度を減らすと、入会者数も比例して減少する傾向があるという。

そこでインターネット以外の広告費を必要としないオンラインスクールは、まさに「経費なし」でだれでもできる新しい経営スタイルでもある。現在はノン・ネイティブスピーカーのフィリピン人、インド人、スリランカ人講師でスカイプ(Skype)が雨後のタケノコのように増え続けているが、1年後にはほとんどのサイトが機能していないのが現状だ。それに比べて大手・中堅の英会話スクールも苦戦を強いられている。今後、どのようなサービスを行っていくのかが見所だ。


Copyright(C) オンライン英会話スクール All rights Reserved.